洞爺湖で笛を吹いてる人の話

横笛で音楽を楽しんでいる事など

年一のお祭りに参加した!の巻

 去る6月9.10.11.12に弘前行ってきましたよ!!

 何しにってゆったらね。あれですよ、年一のお楽しみ(違)「全日本横笛コンクール」ですよ!皆さん!。

 今年で第八回目となりました。もうあれから八年も経つんかぁ、、、って感慨深いです。

 昨年と同じく、一緒に笛を練習している『横笛雛の会』のメンバー二人と突撃してきました。

 予選会は10日だったんですけども私、去年三位だったのでそのご褒美で学校公演しに前入りしたんでございます。

 えぇ、、、わたしでええのん、、、て思いましたが、こんなこと多分もう一生ないと思うのでお受けしましたよ。で、さらに嬉しいことに昨年の優勝者の「音の人ゆうな」さんもご一緒していただけたのでした!。なんていう幸福!!。

 弘前駅で学校公演チームと落ち合って、道すがら打ち合わせ。ゆうなさんプロフェッショナルなので流石の段取り力でとてもありがたかったです。

 学校のみなさまも大変暖かく対応してくださいました。この場をかりてお礼をさせていただきます。ありがとうございました。

皆さんたいへん立派な生徒さんで私はとても感激いたしました。

ゆうなさん。妊娠8か月とはとても思えないフットワークの軽さとパフォーマンスでこんな近くで拝見できるとはなんという幸運!!ってウルウルでした。

 宿泊場所に向かう車中、間近で拝見したゆうなさんのパフォーマンスに感激した旨(音色のバリエーションの多さとか歌心とかとにかく魅力満載だった!)お伝えして、舞台でこころがけてることとか普段何を気にして練習されているのかとか質問攻めにしちゃいました。すみません。でもね、そんなわたくしの質問攻撃に一個も嫌な顔しないですごく丁寧にわかりやすく答えてくださいましたよ、後光さしてましたよね、女神が過ぎました。

 ここは絶対落とさないところを都度決めて臨む、とかブレス超大事、日々の練習では歌ってることのほうが多い、楽曲の最終形が見えている(抜粋)などなどそんなこと考えたこともなかった!ってことからぶん太先生もおんなじことゆってるよねぇ、、、とかすべて目からうろこで大変濃ゆい30分でした。プロフェッショナルのプロフェッショナルな理由の一端を見た気がしました。

 

 こんな最高に幸せな時間を過ごしたのでもう帰ってもいいなって思ったり(笑)。

 

 翌10日は午後から一般の予選。続々皆さん集まって、会場の外で練習スタート。

会場のヒロロホールの廊下で音出し。毎年恒例のこのカオスな雰囲気が病みつきになる原因の一つかと思われ。

 皆さんこの一年ですごく上達されてて、あちらこちらから素晴らしい音色が聞こえてくるの何なの!素敵すぎるでしょ!。すべての皆さんに「素敵!」って声かけして歩きたい気分でしたがぐっとこらえて練習しましたよ(自分が一個も進歩していないことには目を背けるタイプ)。

 

 その後結果ですが、あっさり予選落ちでした。自分で吹いててこれはあかんっておもったのでそれは納得なんですけども、直前までは、練習したことが出せたら(結果はどうでも)良しっておもってたので、その練習でゲットした何かを一ミリも出さないで終了したのがほんとに納得いかない!!なんなの!緊張しすぎでしょ!ばか!。お稽古してくれた先生と作曲者に申し訳なくてがっかりでございます。

 

 ま、でもこれで死ぬわけじゃないし、笛は好きだし、「tomorrow is another day」だし、またちょっとずつやったらええか、とかね。曲も4月のライブから二か月で猛烈に詰めたので次は今から一年かけて詰めたらもちょっと緊張しないかもなどと思ったりしました。がんばろーっと。

 

 毎年懇親会があるんですが、今年はなんとねぷた運行(ミニ)がありました。私ねぷたまつり参加したことないので嬉しかったな!。弘前の皆さんからのおもてなしがすごすぎました。

懇親会の最後の方でなんとねぷた運行体験できました。委員会の皆さんが段取りしてくれたの。感激。初めて運行(模擬)に参加したけどこれは楽しい!。

 二次会では栃木の笛友達とボサノバの話したり(笛でイパネマとかやってんのすごい!)、かくし芸みたり、ガチな登山とか青森、五所川原のねぶた聞いたり、盛沢山!。

 

 コンクール、いろいろご意見あると思うけど、こやって交流できるのほんとにいいと思うのでみんな是非参加してみてほしいです。

 

 翌日は午前がエントリー、午後が一般決勝と一日中盛沢山。

 雛の会の二人はエントリーで参加、もう一人お仲間さんもいたので、北海道からなんと3人も。私はなんにもないのでのんびりできるかと思いきや三人の出番に猛烈に緊張したりなどで、大変疲れました(笑)。北海道でそろって写真撮るのを忘れるという失態まで(笑)。さておき、みなさん立派に努めました。こんな緊張することって平時では絶対ないのでそこにいるってだけでもう拍手しかないですよね。お疲れさまでした。

 エントリーの優勝は去年も優勝した中学生の男の子でしたが、二位には青森の笛師荘司さんのお弟子さんが、三位には東京の笛友さんがランクイン!。どなたも素晴らしい笛でした。特に二位お弟子さんはのびのびした音色が大変気持ちよかったです。

エントリークラスの素敵なお嬢様たちと。三人ともほんとに、ほんっとに素敵な娘さんたちで、何てゆーか、家族の皆さんとお師匠さんとすごく素晴らしい大人の皆さんが大事にしてるんだなということがよくわかります。来年もまたおばちゃんたちと写真撮って下さい。

 一般決勝は文句なしの素晴らしい演奏ばかりで、溜息出ましたよね。その中でも今さんの瀬戸の花嫁は素晴らしかった。なんてことない感じで演奏されるんですけど、なんかこう、笛と一体感っつーか、瀬戸内海みえたってゆーか、お嫁さん見送るふるさとの家族がいるなっていう笛でした。あんな風に吹きたいな(jazz含む)、、、って心底おもいましたよ。

この中に居られて幸せ

いつもツボなんだけど、選曲どうしてんす?って聞いたら、いいなって思うやつずらっと並べて雰囲気で選ぶってゆってた。で、今回ギャップ狙いってwww引き出し多すぎでしょ(笑)。前に審査員の先生がハナウタみたいに笛を吹くっていう講評されてて、それはまさにその通りだし、それって奏者と楽器の境目がわからないっていう最高の誉め言葉だなと。

 今回の審査員できてくださった伊藤賢治氏と佐藤ぶん太氏達のアトラクション、ポドールイにうっとりして四魔貴族バトルのスリリングな演奏にドキドキしたり。パワーがすごいし、笛って何でもできるよな(物理込み)、と改めて。

 

【ここでCM】10日から11日にかけての様子はYouTubeアーカイブにございます。有料チケットあるので是非お買い求めいただいてご覧ください。

yokobu-con.stores.jp

 

 11日の夜は三味線居酒屋で希望者の懇親会。笛’sの羊の話とか邦楽ジャーナルの編集長がボサノバギターやってるとか光る熊手のショーとかこちらも盛沢山。津軽三味線の名手渋谷和生氏の生演奏が素晴らしかった、、、。あの緊張感、、まだの人是非聞きに行ってほしい、、、。

 

 12日は待ちに待ったお楽しみ、「ミステリーツアー」。

 コンクール自体は長い事参加してるけど、ミステリーツアーまで来たのは初めて。

いろんなお題に沿ってコーヒー焙煎したり、

西目屋村の道の駅にて こぎん刺しのパネルかぁ、、ってよく見たらレゴ!。
コーヒー焙煎所兼販売兼cafeにもおしゃれこぎん刺し。

雪解けコーヒー美味しかったよ。

白神山地トレッキング(ライト)したり

森の保全のために寄付募集中とのことでみんなで募金してきました。美しい絵ハガキくれました。

マタギのお弁当。
ちなみにこちらの森にはクマでるよとのことですが、聞いたらツキノワグマさんだってゆうので、それならいいね!って北海道組ひと安心してたんたけど、そうじゃないだろ(笑)。

はぐれたら困るしなってんでそろいの牛にしたんだけど、山の中の牛柄強すぎた(笑)。
こうやって遠景で撮ると牛放牧感ましまし。

 

 リンゴ集荷場(超巨大)見学に連れて行ってもらいました。

シーズンになったらここの倉庫がリンゴでいっぱいになるんだって。

 めっちゃ楽しかったな、、、こんな機会じゃなかったら聞けない話や行けないところにも行けて脳みそに久々に刺激がありました。大人の社会科見学大事。

 

 ところで今までのコンクールは毎回ダメだったなぁって凹みすぎてややしばらくダメな気持ちばかり盛り上がってたけど、今回は次あるしな!っていう気になっているのはなぜなんだろと考えています。

 

 多分お伊勢さんの時からオンラインで練習会したり皆さんが企画してくれる基礎練習会に参加したりしてみんな頑張ってる姿をリアタイしたのと、ここ二か月くらいで自分なりに「基礎練習ルーティン」ができて、これやってたらいいかもっていう実感がちょっとづつ積みあがってきたせいなのではないでしょうか。基礎練習大事、、、。

 

 今回も雛の会のお友達と同行できたのほんとに嬉しかったし、娘1がわざわざ神戸からコンクールスタッフとしてやってきたのも嬉しかったですよ。全く違う年齢、性別、生活環境の人たちが『笛吹くよ』っていう行為だけで集まって交流する場所を体験し、「伝統芸能」にちょこっとでも触れることができたのは、この後外国に行くことになっても絶対生きてくると思いますよ。北海道に住む私たちが一体何者なのか考えられたらな、とか。

 

 来年も再来年もコンクールは続いていくし、出るか出ないかさておきこんなに笛の頭のオカシイ人たちが世の中にいっぱいいるなとおもうとちっとも寂しくないですね。ぐふふ。

決勝前とは思えないでしょ。決勝直前ナンスよ。

笛っていうカテゴリだけで盛り上がれるって頭おかしい(褒)

東京のまりさんとおいらの笛。同じ笛師さんの作品でなんとヒビ入った個所も同じ、でさらに修理方法もおんなじ金継。偶然なんだけど、姉妹笛みたい。

 

そんでこれはゆきさんが見せてくれた管尻が尺八の横笛。何ゆってるかわかんないと思いますが、そのまんまです。とても甲高い音が出ます。

 

 激詰め月間が終了したのでこの後は基礎練習詰めつつ、お稽古とジャズとでがんばりますよー。

 近いところで七月九日に隣の街のイベントあるし、毎月セッションはあるしで楽しい事ばっかり!今年は合宿もやりますよ!。詳細はまた後日。

後半はセッション(参加費1000円)もあるよ!是非!。

 ではまた。今日もよい一日になりますように。